販促とマーケティングの施策例を紹介|目的の違いや課題、DX推進の方法も解説

業務改善 2023.04.12

販促やマーケティングは、企業の売上向上に欠かせない業務です。この記事では、マーケティングの担当者やCMOに向けて、販促とマーケティングの違いや、それぞれの具体的な施策について解説します。マーケティングにおけるDX推進についても解説しているので、販促やマーケティング活動の際は、ぜひ参考にしてください。 

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販促とマーケティングの違い 

販促とマーケティングは似たような言葉ですが、考え方や施策内容が異なっています。
ここでは、販促とマーケティングの違いについて解説します。

販促とは 

販促とは販売促進の略で、商品やサービスの売り方の戦略を指します。まずは商品を認知してもらい、認知された後に購入したいと感じさせる施策が必要です。購入後は、再購入したいと思わせる取り組みが求められます。顧客の購買意欲を高めることを目的とし、商品やサービスを主体に据えた施策全般を販売促進と呼びます。 

販促におけるマーケティングの位置付け 

マーケティングとは、販売の仕組みづくり全般のことであり、販促も含めた広範囲の活動を意味します。リサーチや商品の企画・開発、消費者とのコミュニケーションなど一連の流れをいいます。販促は商品やサービスを主体とする考え方であるのに対し、マーケティングは市場や消費者に届けるまでの仕組みを中心として、戦略や施策単位に落としていきます。 

販促の目的と具体的施策 

商品やサービスを主体とする販売施策全般を、販促と呼びます。
ここでは、販促の目的と具体的施策について解説します。 

販促活動の目的 

販促の目的は、新規顧客の獲得や購買意欲の促進、リピーター増加です。近年、価格や商品の魅力のみでは売れない時代へと変化しています。商品やサービスが世の中で飽和し、安くてよいものが当たり前となっています。商品のコストパフォーマンスだけでは、消費者は満足しません。販促は、売上の維持・向上に欠かせない業務です。 

販促の施策 

販促の具体的施策は以下の通りです。
商品の魅力を伝える手法が中心で、マーケティング施策との組み合わせが重要です。 

カテゴリー 例 
販促物 チラシ、広告、のぼり・POP、
ノベルティ・プレミアム、
クーポン、ポイントカードなど 
イベント 展示会、店頭での値引き、実演など 
インターネットの活用 オンライン広告、公式SNS・Webサイト、
スマートフォンアプリ、ダイレクトメールなど 

マーケティングの目的と具体的施策 

マーケティングは、消費者や仕組みを主体として検討された、販売の仕組みづくり全般のことです。
ここではマーケティングの目的と具体的施策について解説します。 

マーケティングの目的 

マーケティングの目的は、ブランドの認知向上や潜在顧客の育成、顧客満足度の維持です。自社のすべてのリソースを有効活用して目的の達成を目指します。マーケティングの仕組みを構築するには、大きな手間と時間がかかりますが、効果が現れ始めると、長期的な効果の継続が期待できます。 

マーケティングの施策 

マーケティングの施策は、消費者との関係性を重視した活動が中心です。近年では、情報発信がマーケティング活動の重要なテーマの1つとなっています。マーケティングは販促も含めた広範囲の活動であるため、販促で解説した施策と一部重複します。 
 
具体的施策は以下の通りです。 

  • SNSや公式サイトなどオウンドメディア運営 
  • Web広告 
  • プレスリリース配信 
  • CRM(顧客管理システム)導入 
  • MA(マーケティング・オートメーション)導入 
  • インサイドセールス導入 
  • 導入事例、ホワイトペーパーの作成 
  • ダイレクトメール 
  • 電話営業 

など 

企業における販促・マーケティングの課題 

販促・マーケティング活動において、企業は以下のようなさまざまな課題を抱えています。 
 

  • 販促物の運用、管理の難しさ 
    拠点ごとに異なる販促を行う場合、運用や管理の難易度が上がります。 
     
  • 販促制作にかかるコスト 
    企画の承認プロセスや販売拠点への送付、販売拠点での設置など多くの時間的コストが発生します。 
  • 業務量と効果の見える化 
    業務量に対する販促効果の可視化が不十分な状態です。 
     
  • 脱アナログ 
    多くの販売拠点では、アナログな手法で業務が構築されており、デジタル化が困難な状況です。 

販促業務のコンサルタント「マーケティングDXサービス」 

マーケティングDXとは、マーケティング活動をデジタル化し、事業変革を行う取り組みのことです。市場調査や商品開発、広告といった業務プロセスにITシステムを導入し、新たな価値やビジネスを創出します。「マーケティングDXサービス」とは、マーケティングDXをサポートするサービスのことです。 
 
マーケティングDXのメリットとして、コア業務に対する十分な時間の確保や販促効果の向上、販促コストの削減、無駄な作業やミスの削減などが挙げられます。 

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マーケティングDXサービスによる販促活動の成功事例 

弊社の「Magonote」は、マーケティングDXサービスの1つです。
ここでは、「Magonote」の導入による販促活動の成功事例について解説します。 

事例1.タイガー魔法瓶株式会社 

タイガー魔法瓶社では、営業部門が販促業務を担当し、営業活動に十分な時間を確保できていませんでした。属人化された業務も多く、引継ぎや業務効率に課題がありました。「Magonote」の導入によって、マーケティング部門への販促業務の移管が実現し、企業体制が整備されました。導入コンサルタントを中心とした業務のマニュアル化を通じて、業務そのものもスリム化されました。

タイガー魔法瓶株式会社様の事例をもっと詳しくみる 

事例2.株式会社ニューバランスジャパン 

ニューバランスジャパン社では、近年の幅広い商品展開を理由に、販促活動が煩雑で高負荷なものとなっていました。販促活動の整備と、業務負荷の解消が求められていました。「Magonote」を導入することで、不要なコストが削減され、業務効率も改善されました。導入コンサルタントによって業務プロセスが整理され、販促物の品質も向上しました。 

株式会社ニューバランスジャパン様の事例をもっと詳しくみる

販促にも役立つマーケティング戦略 

フレームワークという考え方のパターンは、マーケティング戦略の立案に役立ちます。
ここでは、販促にも役立つマーケティング戦略として、3つのフレームワークについて解説します。 

4Pとは 

4Pとは、Product(製品)、Price(価格)、Place(場所)、Promotion(販促方法)の4つの視点で戦略を考えるフレームワークです。企業や経営側の視点で検討する方法で、スムーズな販売と利益拡大を目的としています。 
 
Productの切り口では、顧客ニーズや既存製品との差別化などを分析し、Priceの視点では、需給バランスや自社利益などを評価します。Placeの軸では流通全体の設計を分析し、Promotionの観点では、顧客の購買意欲などを評価します。 

7Pとは 

7Pとは、4Pに足りない3つの要素を加えたフレームワークです。サービス業にとって重要な視点であるPeople(人)、Process(販売プロセス)、Physical Evidence(物的証拠)という視点が追加されています。 
 
Peopleは従業員や顧客を意味しており、顧客満足度に大きな影響を与える要素の1つです。Processは、商品やサービスの提供価値を大きく左右します。無形商品を取り扱うビジネスでは、価値を証明するPhysical Evidenceも重要な要素です。 

4Cとは 

4Cとは、消費者に影響を与える要素を軸としたフレームワークです。Consumer value(顧客価値)、Cost(顧客が払うコスト)、Convention(利便性)、Communication(コミュニケーション)という販促に欠かせない視点を重視しています。 
 
Consumer valueとCostの観点では、顧客にとっての価値と、その価値に見合う顧客のコストの双方が重要です。Conventionの視点では、顧客が手軽に価値を得られるか、Communicationの切り口では企業の考えが顧客に伝わっているかがポイントです。 

販促・マーケティングを効率化するなら「Magonote」 

「Magonote」はマーケティング業務のDXを推進するコンサルティングサービスです。販促物や印刷物の作成支援において、小売り店頭での豊富なサービス提供実績があります。販促コストや工数削減による販促業務の効率化が可能で、削減された分をコア業務に注力できる体制も整備します。 

「Magonote」による販促・マーケティング施策効率化の実績として以下のようなものがあります。 

  • 働き方改革(販促物の制作業務全般 約40%の業務効率化)の実現によるDX推進 
  • 販促物のコスト削減(約30%) 
  • 販促物の在庫最適化(約15%の不良在庫の削減) 

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まとめ 

近年、多くの企業は、販促・マーケティングについて、運用方法やコスト、効果の可視化、デジタル化といった課題を抱えています。 
 
企業で課題解決に取り組む際には、この記事で解説したマーケティングDXサービスによる販促活動の成功事例や、販促に役立つマーケティング戦略を、ぜひ役立ててください。「Magonote」は販促・マーケティング業務のDX推進を支援するサービスです。 
 
働き方改革の実現によるDX推進、販促物のコスト削減、販促物の在庫最適化など、業務効率化やコスト削減の実績が豊富です。販促・マーケティングでお悩みの際は、ぜひ「Magonote」をご利用ください。 
 
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